こんにちはアルクスポンド焼津の飯塚です。
今回はその難しさにハマる釣り人も多いカワハギ釣り。私もハマった一人であります。。。
えさドロボーとも言われる厄介なターゲット「カワハギ」この魚との出会いは20年ほど前。以前の職場でこの魚に導いてくださった師匠Iさん(以下Iさん)に起因致します。ルアー・フライのエリアの仕事に携わる上で、趣味はルアー・フライ。好きこそものの上手なれとは言いますが、息の抜けない生活に、同職場の養魚部の先輩に連れて行っていただいたのが始まりとなります。休みの釣りはネイティブのルアーやフライ。釣れない事が定石のワタクシにとって、お誘いいただいたカワハギ釣りはエサ釣り。印象としては「釣れるもの」としか感じておらず、その扉を開けてしまったのです。Iさんはご自身の地元三浦半島で鍛え上げた腕前。その後三浦半島のカワハギ釣りの群雄割拠たるや、激戦区たるやを知ることとなりますが、ご案内頂いたのは西伊豆。三浦に比べるとプレッシャーの掛かり方は何分の1?そんな事も後々経験を積むうちに感じていくのです。
エリアもネイティブも人によるプレッシャーが魚の反応に大きく影響していますが、このカワハギ釣りに至っても東京(釣り人が多い)に近いほど難しくなるように感じます。オオラカな西伊豆のカワハギ初挑戦は20枚を軽く超える釣果となりました。潮も船長の腕も良かったはずですが、(イケンジャン)ここに勘違い野郎が誕生するわけです。その後ヌルマ湯の西伊豆で経験を積み、別の友人と先の激戦区近くへ。本丸へ飛び込む前の準備運動的な釣行が見事に沼の入り口だったわけです。何もわからないうちに、というか「何も起きずに、エサが無い」仕掛けをおろして、ゆすって止めて・・・でエサが無い。ムキーーーっ!コレがエサ泥棒かい!こうなると視線は穂先にロックオンするのですが、これでもアタリは見えません。Iさんにその後相談すると(こいつハマりおったな)みたいな笑みで状況の解説をして頂きました。頭で理解できても実際に体験してみないと理解できない体育会系の体質故すぐさまリピート乗船!(あ~ハマったな)とニヤケタ後悔を携え、船長に「ハマったね!」と言われる始末。(あ~そうさ!ハマりましたとも)それにしても先輩たちはひどいと思いませんか?ハマると分かっていて「こっちにおいで」って言うのですよ。楽しいけど!あっなんとなくワタクシもアルクスポンドで皆様に同じことをしているような気がしてきました(笑)難しいから楽しい。簡単な答えの出る釣りの中にも、必ず取り切れないアタリやバイトがあるものです。またアタリまでのプロセスや掛けるまでのタイミング(間)が見えてくると、釣れたではなく釣った経験に変わります。
オモリと比べて頂くとその小ささがお分かりいただけると思います。必ずではありませんが、ちびっこの方がコッソリとエサを取っていきます。このサイズはリリースですが、釣れると「してやったり」な気持ちになります。
エリアでも魚との戦いがある中で、どこかに周りと比べてしまう乗合船と同じ状況があります。土日が仕事柄、競技に出た事はありませんが、仲間と夕飯掛けて戦うのはエリアでのコーヒーマッチに近しいものがあります。そんなお気軽な気持ちで12/15のトラウトキング選手権に出てみませんか?まずは自分の釣りが出来るかが、多くの選手の悩みどころかもしれませんが、きっと内面ハマってしまったニヤケタ後悔と緊張感が交錯していると思います。そんな時はIさんのように(こいつハマりおったな)的な笑みで応援致します。