岩魚について【釣り】

皆さんこんにちは。
アルクスポンド焼津の飯塚です。オリンピック開催中ともあり寝不足に不規則な日々が続いている方も多いかと思いますが、もうしばらくでお盆休みがやってきます。日々エアコンの効いたお部屋で過ごすのが正義が如く、熱中症にご注意くださいと繰り返しメディアで伝えられますと、若干気が引けるアウトドア話ではありますが、「釣りバ〇につける薬は魚だけ!」これが人生訓のワタクシにとっては暑ければ山を登れ。
って事で舞台は山岳の涼しげな渓流へ。
「釣りバ〇と煙は高いところが好き」とは昔から釣り仲間で言われる格言的なモノ。イワナの習性上、川を上流に登って産卵に適した深みと砂礫のあるポイントを求めています。渓流釣りをしていくとそういったイワナの楽園を探して源流を遡行してしまうものです。場合によってはザイルや泳ぎに野営にヘルメットなんて重装備のエキスパートもいます。私はもっぱらホリデーアングラーですが、安全を考慮して決して単独の釣行は行わないようにしています。
さて岩魚についてですが、魚なのに泳ぐの嫌い?なんて思うような緩いポジションが好みです。ドライフライもゆっくり流れて岩が入って周りより水深があるところが代表的なポイントとなります。しばらく水面にフライを置いておいても、「やれやれ。よっこいしょ」って言ってそうなノッソリしたスピードでフライを咥えます。そこがまた岩魚らしくていいんです。個体差もまちまちです。静岡、山梨、長野、岐阜のアルプス中心に育つヤマト岩魚。現在は人工的に放流されたニッコウ岩魚との交雑種が多く、純血腫はまれになりましたが、それに近い個体が↓エラのムラサキがかっこいいでしょ。

野生の生き物は多くが保護色を持つのと同様に、花崗岩の澄んだ水には「白っぽい個体」や、岩の色を映したような、「オレンジのお腹の個体」や陰に隠れていると「真っ黒」になったり、個体別に様々です。そんな一期一会に期待できるのも岩魚釣りの楽しみです。

山岳渓流の今シーズンも残りわずか。一期一会の出会いを求めて山に入りたいと思います。