こんにちは!アルクスポンド焼津の鈴木です。
さて、本格的に寒くなって参りました。
うーん…秋はあったんでしょうか?
私的に1番過ごしやすい季節は秋だと思ってるので、もう少し長く20度前後を行ったり来たりするような時期がほしかったなと思います。
さて今回は、生き物から離れますがある意味Q&A続編…?
私の趣味だったドラムの話を遡り、現在までのお話したいと思います。
実は、「鈴木さんってなんで初心者だったのにこんな有名メーカー入れたの?」という質問が多いんです(笑)
その質問にお答えするのは難しいんです。どこから話せばいいやら…答えになるかはわかりませんが、書いてみようと思います。
長いので暖かいお茶でもどうぞ(´・ω・)っ旦
実は私、現在はドラムのスローン(イス)に座っていられないんです。
これには事情(?)があるのです。
話は、私が社会に出て有志バンドとして音楽活動をていた頃に遡ります。
当時の悩みは私の演奏が下手くそ…ではなく
メンバーは集まらない。集まってもすぐ抜ける。
ようやく固まったと思いきやメンバーとの予定が合わない。そんな事です。
仕事でも習い事でも無い活動なので、友達の約束以上に軽視されてしまう事は少なくありません。
ドラムではなく音楽活動をしていく中で、まとめ役としてカリスマ性の無さを痛感しました。
5年ほどその状況が続くと、
ギター、ベース、ボーカル、レコーディング、作曲、編曲、大半の事に手をつけておりました。
もはや未経験者を演奏できるレベルに教育する必要まであると考え行動した結果です。
そして、自分がやりたかったはずのドラムを触る機会が減りました。
それでも好きな気持ちは変わらなかったのですが、どれだけやっても纏まりは脆く、同じメンバーとの活動は1年ほども続きません。
ライブイベントに演者としての出演をするにはタイミングが合わず、自分でイベントを企てた事もありました。
新曲を4曲作って教えて、簡単にできそうなカバー曲も込み6曲を仕上げ、練習はほとんど音楽教室。
知り合いのバンドを呼ぶなど、チームなのに一人で無理をしまくった結果…
ドラムのスローン(椅子)に座っていられなくなったのです。
たぶん精神的ストレスによるなんらかの病なのかもしれませんが、どうしたらいいかわかりませんでした。
高校の頃は3時間1人でいても苦痛じゃなかった空間に
ただの3分も座れなくなったんです。
なんだかゾワゾワしてきて立ち上がりたくなってしまうんです。無駄だと思う気持ちが異様に沸いてくるんです。
趣味ですし、だからと言って病院には行ってませんが、演奏に集中できなくなりました。
その状態でも練習はしていたのですが
自分の中で消化する他ない悩み。誰にも伝わりません。
全ては好きなドラムを叩くため。しかし、それを好きなはずの音楽活動に奪われた。
症状が出るに連れて億劫になり、メンバーを集めきれない状況も重なり活動を辞める事にしました。
そんな結末です。
更に趣味だけではなく、就職難に見舞われて生活においてもピンチ。
アルバイトでギリギリの回避をしながら、ハローワークやらネット求人をあさりました。
正にフリーターと言った状態。
音楽と縁を切り、熱中できるのは良くてゲーム。
たまに意味もわからず買った釣具で餌釣りをして楽しんでいました。
昔からやる事がなくなったら行き着く先は釣具を持って海。
「ルアー釣りとかできたら面白そうだけど、釣れないのを楽しむってのもなかなか難しいしなぁ…道具もよくわかんないし。」
そう思いつつ、なんだかんだ暇さえあれば海に向かい糸を垂らしてました。
人は大半、ある程度上手くいかなくても
自分が好きであればなんとか食いつこうとする気持ちは強いと思います。
うっすらと、それを釣りに感じていました。
海が近い事もあって、その類の就職先も視野に入れはじめた時…
管理釣り場なるもののスタッフ募集を見つけました。
正直知識はゼロ。しかしなんだかここに食いつかないと後悔する気がしました。
私の人生にこんなタイミングがあと何回あるだろうか?
それは、不景気の荒波に飲まれながらもがく私にとって、面白そうな仕事となれば想像すらできない貴重なチャンスでした。
経験必須だとは思いましたが問い合わせた結果、面接していただける事になりました。
面接のお相手はまさかの菊地代表(なんども私のブログに出演して頂き大変恐縮でございます…)
当時はコロナ禍に見舞われており、直接お伺いするにも厳しい状況でしたので、ウェブカメラ面接を希望させて頂き快く受け入れてくれていました。
面接の内容は伏せますが、バンドや前職(ゲームセンタースタッフ)でのイベントに対する経験がある事、エリアトラウトどころか釣り経験もほとんど無い事、その上で釣りが好きだと正直に言いましたが、これでは好きな気持ちは伝わっても、信憑性としては皆無ではないか…?
しかし、面接も終わりに差し掛かるタイミングでまさかの即採用を頂きました。
嬉しさと緊張と私で良いのかという疑問などが頭を駆け巡りました。
これに対し菊地代表は、「釣り好きなんでしょ?」と私に聞きます。
面接の場面ですし、簡潔に丁寧に本心を。そう思って出る言葉なので「はい。好きです。」だけしか言えない・・・。
表現はよくないかもしれませんが
バンドメンバーをどんな初心者でも引き受けて
何度も教えて、何度も何度も裏切られて、バンド練習がただの音楽教室状態になり、やがてスローンに座れなくなった私だからこそ思うのです。
本当に経験も信用も無い私で良いのか?自分だったら信用できない。と思いました。
しかし、私のこの経験が生きるとしたら今。
菊地代表は「信用」が不足している大部分を、「賭け」で埋めてくれたんじゃないかと思ってます。
私に賭けたこのお方に、私を選んでよかったと思ってもらいたい。
同じく、アルクスポンドを選んでくれた人に、また来たいと思ってもらいたい。
毎日それを第一に掲げて、何の為に何をしてるのか問いながら仕事をしてます。
釣りが好きだという気持ちの表現のしようがなかった私に
リスクはかなりあったはずなのに、たくさんの可能性を与えて下さったのが菊地代表なんです。
ドラムにも、様々なストロークという技術がありますが
私にとってのストロークは、こうしてアングラーとしての技術になりました。
管釣りを始めるにあたり、釣具店のエリアトラウトコーナーでValkein製品がズラリと並んでいるのを見たことがある方も多いはず。
様々な機種、カラーを目の当たりにして大半の人は綺麗だと感じ、惹かれ、手を伸ばしたはずです。
Valkeinがアングラーに与えてきた数々のインパクトは、きっと未来でも想像以上に人の心を打つ鼓になるでしょう。
私もその一員として、微力ながらアルクスポンド焼津で
エリアトラウトを盛り上げられるよう務めます。
大半の人が興味ない話かと思いますが、最後までご覧いただきありがとうございます!!
余談ですが、ヴァルケインYouTubeチャンネルでご覧になれるヴァルケインスーパーカップ9thの動画で、最後に私がギター担当と作った曲が使用されておりますので、気になった方は是非チェックしてみてください!
ヴァルケインの新製品情報盛りだくさんのチャンネル!登録大歓迎です。
それでは皆様、また釣り場でお会いいたしましょう!