こんにちは。アルクスポンド焼津の飯塚です。
エリアフィッシングとの出会いはザックリ40年ほど昔となります。
地元が東山湖さんに近いのもありますが、当時はバスも入っていた東山湖さんはバス小僧にとってはとても魅力的なフィールドでした。バス用のルアーを投げるとバスばかりではなく、トラウトも釣れてしまうのです。当時はトリプルフックが当たり前のご時世ですので、そのまま流用していました。
自分の釣りの原点から存在するお仲間たち。
当時のお客様はエリアだけを楽しまれるお客様は少なく、どちらかというと、ネイティブの練習や濁りや悪天候によるフィールドの代替えのイメージが大きかったように思います。子供の身分もあり、お年玉に余力のある春までが多く遊ばせていた時期でした。お年玉で吟味したルアーを携え、オールシーズン使っているバスロッドにクルクルのナイロン・・・。釣具屋さんに聞くと「ラインは使った分切るか毎回交換してね」と昨日のように思い起こすくらい、当時の自分には出来ない相談なのでしたが、今思えばそのお言葉は正しかったわけです。ラインをケチると、ルアーのロスト、感度の低下など良い事は一つもない事を経験上学んでまいりました。子供ながらに面白さにハマっていくのは、ひったくるようなバイトの強さでしたが、これも可笑しなもので、強いバイトしか取れていなかったに他ありませんが、それでもいつ来るか分からない「ひったくる」バイトをひたすら探るのであります。お年玉事情で冬の時期がメインな事もあり、バスのバイトよりトラウトのバイトにハマっていきましたが、そんな都合の良いバイトがそんなに多いはずもありません。
見渡すとバンバン釣っている大人を発見。友人と恐る恐る聞いてみると、見た事も無い小さくて軽いスプーンでした。商品名は出せませんが、当時国産のルアーで3ｇ以下はほぼ皆無の時代に1ｇ以下のスプーンを操っておられたのです。商品名を友人と覚え帰りの道中も呪文のように唱え、あくる日には二人とも忘れるって失態をやらかします！そのルアーの特徴を近くのプロショップで尋ねてみると、「これかも」「それです！」みたいに手に入るところだったのですが、残念ながら扱えるタックルが無く断念致しました。私のエリアの原点は、ひったくるようなバイトにあります。あの瞬間は今でも鮮明な記憶で残っています。
そんな風に誰にでも原点はあります。20日のリフレッシュオープンには「ひったくるようなバイト」がきっと体験できると思います。是非夏の思い出に、一生の思い出になるかもしれません。
