
こんにちは!
アルクスポンド焼津の櫻井です。
お客様からブログ見たよ!と話かけていただくことが増えて、「あぁ、本当に見てくれているんだ」と正直驚きました。
なんのことを書こうか、どんな話にしようか。色々考え写真を遡って見てみると私のスマホの中に学生時代に研究していた生き物の写真がありました。
学生時代、私はカイアシ類という(ケンミジンコとも言われる)生き物の研究を行っていたことを以前のブログで書かせていただきました。
Heterorhabdus(ヘテロラブドゥス)というカイアシ類の研究を行っておりました。
和名が付けられていない生き物のため学名表記となります。
このヘテロラブドゥスを観察するためにたくさんの動物プランクトンの中からしっかり見分けて観察を行っていました。この『見分けて探す』というのが大変骨の折れる作業でした。
この小さなものから大きなものまで全て科やそもそも生き物の種類は異なれど、全てプランクトンです。
平均して大きさは約2ミリ程度の生き物で、顕微鏡を用いてひとつひとつ選別していた大学時代でした。
このような生き物を見ている中で、カイアシ類以外の生き物を発見すると楽しくなってしまうもので。
顕微鏡で選別している際に見つけた生き物をご紹介していこうと思います。
カニの幼生(子ども)
大人になる前の姿です。子どもの頃は尻尾のようなものがありますが、大人になるにつれて腹側に折り畳まれるような形になり最終的にはお腹にくっつくような姿になります。
この幼生は大人になったらどんな姿だったのでしょうか。とても気になりました。
イカ
ヤリイカ科の種類だと思われます。体の形的には大人のようですが、非常に小さいイカでした。大人なのか子どもなのか。私はイカについての知識はない為誰か詳しい方がいらっしゃいましたら教えてくださいね。
ヤムシ
(漢字で表すと「矢虫」と書きます。)弓矢で扱う矢のように見えるためこのような名前をつけられたとされています。動物プランクトンの中でも肉食性の生き物です。
フクロウナギの幼生?かと思われます。
深海で生活している生き物は浅い水域で生活している魚たちとは環境が異なり、光が届かず暗い世界で生活をしているため一般的な魚たちとは少し異なり体の一部が大変発達した姿になる生き物も存在します。
このフクロウナギもいつでもどこでも少しでも餌が捕獲しやすいように口元が大きく発達し大きな口と顎が特徴的となっております。
ムネエソモドキ
友人に深海魚の研究をしている人がいるため教えてもらいました。体は銀色でひし形、エラの穴の下にはとげがあります。
少し強面ですが顕微鏡越しに撮影しているので案外小さいのです。
ウミホタル
夜の海に石を投げたりすると青く光る時があります。それはウミホタルの光です。明るいところで撮影するとこのような姿でした。『ホタル』とありますが甲殻類、つまりはエビの仲間なんです。蛍は虫なのにウミホタルはエビの仲間、、、なんだか不思議ですね。
ここまで紹介してきましたがいかがだったでしょうか?
海には魚以外にもたくさん生き物が生息しています。
もしかしたらアルクスポンドの池の中を調べてみたらニジマス以外にも変わった生き物がいるかもしれませんね?
最後に皆様に質問です。
この魚はなんでしょう?
実は私もわかりません!
誰かわかる方がいたら教えてくださいね。
アルクスポンド焼津でお待ちしております